東京都美術館(台東区)は大英博物館のコレクションを紹介する展示会「100のモノが語る世界の歴史、大英博物館展」を18日から開催する。一般公開に先立ち17日、報道内覧会が開かれ、貴重な作品の数々が披露された。 人類文化遺産の殿堂と称される大英博物館。所蔵する700万点の中から今回は、厳選した100作品が来日した。200万年前から現代に至る人類創造の歩みを、作品を通して理解できる展示となっている。 特に注目は3点。人気映画「ハリー・ポッター」の第1作に登場した「ルイス島のチェス駒」、日本の教科書に掲載されている謎の箱「ウルのスタンダード」、映画「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」に現れる色絵磁器「柿右衛門の象」だ。 このほか、ラムセス2世像やロゼッタ・ストーン(複製)、古代エジプトの棺など、大英博物館でも人気の高い展示物が会場に並ぶ。一風変わった作品としては、現代社会を表すものとして、サッカーユニフォームのコピー商品も飾られている。 開室時間は午前9時半から午後5時半。観覧料は一般1600円、学生1300円、高校生800円、65歳以上1000円。会期は6月28日まで。