12月に発売されるトヨタ新型「プリウス」の試乗会が11日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。新型は、圧倒的な燃費性能だけでなく、走りや乗り心地など、トータル性能が向上した。 ボディーサイズは、全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mmでTNGAによる低重心と、優れた空力特性(Cd値0.24)を生かした設計になっている。 改良型の1.8L直列4気筒2ZR-FXEエンジン(72kW〔98ps〕)と、小型軽量化されたモーター(53kW〔72ps〕)によるパワー感は、一般走行においては十分な性能を発揮する。そのエンジンは、クラストップレベルの最大熱効率40%を達成し、目標燃費40km/L実現に貢献した。 サーキットでの走りも、高剛性ボディーとWウィッシュボーンサスペンションを生かした高レベルなもので、従来型にない走りを実現している。安全面では「トヨタ セーフティセンスP」を搭載し、車だけでなく歩行者まで認識する自動ブレーキを装備した。