2016年9月4日、東京都の小池百合子知事は、4日、東京都葛飾区の水元公園などで行われた総合防災訓練に出席。
都と葛飾区、墨田区の合同訓練が「9月某日 午前8時に東京湾北部を震源とする強いマグニチュード7.3の地震が発生した」というシナリオで、震災時における 都、区、各防災機関との連携の強化と地域防災力の向上を図るため、実践的な訓練が実施されました。
東京都江東区の有明湾岸エリアにある、東京臨海広域防災公園は、災害時の 臨時ヘリポートなどを備え、
アメリカ海軍 厚木基地の「MH-60R」
アメリカ陸軍 座間基地の「UH-60S」
アメリカ空軍 横田基地の「UH-1」
航空自衛隊 入間基地の「CH-47J」が、緊急支援物資の搬送訓練で発着を行う予定でした。
防災訓練の当日は、天候不良の中 アメリカ空軍 横田基地の「UH-1」のみが総合防災訓練を実施し、東京臨海広域防災公園へ救援物資の輸送を行いました。
東京都葛飾区の都立水元公園では、東京都各局、警視庁、東京消防庁などが参加し、倒壊した建物や車から、人々を救助する大規模訓練を実施しました。
警視庁の「おおとり7号」(ベル 412EP型機)と
東京消防庁が、さらなる消火・救助・救急業務の高度化を目指し、平成28年1月6日に創設した、航空消防救助機動部隊(通称 エアハイパーレスキュー)の「つばめ」(ユーロコプター AS365N3型機 ドーファンⅡ)が参加し、空から人命救助を行いました。
小池知事は「関東での大地震は、30年間で70%の確率であると言われている。
つまり、いつ何があってもおかしくはない。想定内のことは準備して、想定外のことが起きても動じないようにしたい」と語りました。