昨年12月21日、民進党は「皇位継承等に関する論点整理」を公表した。
概要版を含めて全10枚にも及ぶ詳細なもので、「天皇陛下のおことばの受け止めについて」「国民的検討に向けた論点の提示」「今後の検討事項」の3つの柱で構成されている。
そして「国民的検討に向けた論点」は、「退位についての論点~天皇の退位を認めるべき」「法案の形態・内容についての論点~皇室典範の改正によるべき」「皇室典範改正の基礎的論点」の3項目に分け、はっきりとした方向性を打ち出している。
天皇陛下のご意思を重く受け止めることを基本とした民進党の論点整理は、安倍内閣の「有識者会議」が政府の意向に沿ってでっち上げた「論点整理」とは、比べ物にならぬほど出来がいい。今回はその内容を、そのまま紹介する。