歴史を見る場合、つい大きなトピックスだけをぶつ切りで取り出し並べるということをやりがちになる。
しかしそれでは、その間に何があり、どう動いた結果次の出来事につながったのかということがわからず、全体の流れが見えてこない。
海軍の戦史にしても、真珠湾攻撃の次に語られるのはミッドウェー海戦というケースが多く、これではなぜ大勝が大敗に転じてしまったのかがわからない。
そこで今回は、真珠湾とミッドウェーの間に、海軍がどういう戦いをしていたのかを解説。
その戦いの中で、少しずつ敗色の兆しは現れ、徐々にその色は濃厚さを増していたのである。