香港特別行政区政府の林鄭月娥長官は29日、「香港特別行政区(HKSAR)は女性の発展を非常に重視しており、女性にとって働きやすい職場環境の構築と女性の就職奨励に力を注いでいる」と表明した。
林鄭月娥長官はまた、次のように述べている。
「香港の大学生のうち、女性が54%を占めており、かつては男性が中心だった工学部でも女学生の人数が増えている。昨年度の学年を例にすれば、医学生の半数以上が女性。また、香港公務員の管理職は3分の1が女性で、20年前の15%より大幅に増えてきた」
労働力の面では、昨年女性人口総数に占める女性労働力人口の割合は51%で、68.5%の男性労働力人口より低かった。
林鄭月娥氏は、香港特別行政区初の女性行政長官として、女性の権利を非常に重視しており、行政区政府はまた、母乳育児を支援するための職場環境の建設など、女性に優しい環境作りにも力を注いでいると述べた。
林鄭月娥行政長官が2018年10月に行った施政方針演説で、産休期間を現行の10週間から14週間に延長することを含む、一連の女性就職支援政策も取り上げた。