中国香港特別行政区(HKSAR)政府の報道官は4日、一部急進派が国旗を破壊し、警察を攻撃したという違法行為を厳しく批判した。
3日、黒い衣服を着た抗議者らは、香港の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)の近くにある旗竿から中国国旗を取り除き、海に捨てた。
香港警察は、暴力行為に対して強い非難を表明。警察当局はデモ当日、非合法の集会や攻撃行為などの疑いで20人を逮捕した。
香港特別行政区の報道官によると、デモ当日、一部の急進派が警察署にレンガを投げ込み、自動車を損傷し、複数の場所で放火などの過激な行為を行った。デモ参加者には、わざと国旗を破壊し、香港特別行政区の「国旗・国章条例」に違反した疑いのあるものもいるという。
これを受けて香港政府は、法律を無視し、社会の安定を故意に破壊し、国家の主権を挑発する行為を強く批判した。警察は厳しく法律を執行して、暴力を振るったデモ参加者を法的に制裁するという。
香港警察は、急進派デモ参加者による暴力行為を厳しく非難し、すべての違法行為及び暴力的な行為に対して厳しい法執行をすると強調。警察は社会の平和を維持する能力と決意を持っており、いかなる暴力に対しても容認しないと表明した。
香港警察によると、3日夜から4日未明にかけて、デモ参加者がフェンスなどで香港海底トンネルの料金広場の両側にある車線を塞ぎ、トンネルの閉鎖と深刻な交通渋滞を招いた。一部急進派が尖沙咀警察署を封じ込め、施設を恣意に破壊し、多くの場所で放火した。そのほか、黄大仙紀律部隊の宿舎を包囲し、その中に爆竹や雑貨を投げ入れ、住民の安全に深刻な脅威をもたらした。
香港警察は、違法の集会や暴行などの疑いで20人以上を拘束したとした。