新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中、中心地となる中国湖北省の宜昌市では、4日夜から5日未明にかけて主要道路や住宅地区、農産物市場等を含む全域に集中散布の消毒措置をとり、感染の拡大を厳重に警戒している。
<清掃員 罗佐軍さん>
「焦って速く運転したらダメだ。この作業はこういう決まり。こうすればすべてのところをカバーし、効果がいい」
道路、橋などの公共区域は清掃車で散布する方法で消毒し、その他の区域の消毒は手作業で行わなければならない。屈さんは浜江一号団地の住民で、団地で集中消毒を行うと聞き、ボランティアとして出た。
<ボランティアの屈さん>
「マンションの25階分の消毒を担当する。それに地上駐車場、地下1階と2階の駐車場、通路、人が触れ合える場所は全部やる。同じ団地に住んでいるから、皆家族だ。情けは人の為ならずというし」
集中消毒を開始する前に、現地ではテレビ、ラジオ、新聞、ニューメディアなどを通じて、その間はドアや窓を閉めたり、車にカバーをかぶせたり、外出しないよう注意を喚起していた。