湖北省武漢市の華中科技大学附属協和病院(以下は「武漢協和病院」と略称)の医療従事者らは、新型コロナウイルスによる肺炎に伴う致命的な危険を冒しながら、多くの重症患者を治療してきた。
武漢協和病院の西区にあるビルの1棟は、新型肺炎の重症患者を治療するために、3級防護検疫病棟に改築された。
衛生上の理由で、病室内の物は中に残しておくことになっている。
医師と看護師は、防護服を2枚重ねて、手袋、靴カバー、マスク、ゴーグルを着用しなければ、特殊病棟に入ることができない。彼らはこのように休むことなく6時間働かなければならない。飲食やトイレに行くことさえできない。
一部の看護師は、フェイスマスクとゴーグルを長時間着用することで肌の過敏に悩まされている。フェイスマスクをつける前にガーゼで傷を覆わなければならい看護師もいる。
防護服を着ている間トイレには行けないので、医療従事者は普段出勤する時、おむつをつけている。
防護服1着は300元以上かかるので、看護師たちは なるべく長持ちできるよう大切に使っている。 6時間の勤務後、多くの看護師は酸素を吸入する必要がある。
仕事で家族に会えなくて苦しんでいる医師もいる。
6時間の仕事の後、やっと防護服を脱ぐことができたが、全身に発疹が出た医師もいる。
隔離病棟では忙しすぎて、かゆみを感じなかった。でも出てきてからは、かゆかったと感じ、発疹が消えるまで6時間から8時間くらいかかる。
武漢の医療従事者は、高まる圧力に直面している。しかし、この先は明るいと信じている。
パンドラの箱はすでに開いており、災難や恐怖、病気を解き放っている。しかし、箱の中にはもう一つ残っているかもしれない。それが希望だ。希望さえあれば、私たちはきっと困難を克服できるだろう。