習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は11日、山西省視察に赴いた。午後には大同市雲州区にある有機ユウスゲの標準化栽培基地を訪れ、貧困脱却堅塁攻略の成果を視察した。
大同市雲州区にある有機ユウスゲの標準化栽培基地を訪れた際、習主席は有機ユウスゲ産業は大きな潜在力を秘めていると語った。
<習主席>
「先月、陝西省で村民のキクラゲ栽培を視察した。私は、キクラゲは小さいが大産業になると言ったが、ここも同じだ。有機ユウスゲ産業は将来性のある産業だ。この産業を必ず保護して発展させ、村民の皆さんを豊かにさせる手段にしなければならない」
燕山と太行山の間にある雲州区はかつて、典型的で深刻な貧困地区だった。この地区は600年以上ものユウスゲの栽培歴史を有する。今は地域の基幹産業となったユウスゲだが、2010年までは大規模栽培にはなっていなかった。
過去10年の間、この地域はユウスゲ栽培に力を入れ発展させてきた。栽培面積は10倍増の1万ヘクタールに相当にまで達している。
習主席はユウスゲ栽培と生産状況を視察した。習主席は、この産業が地元の村民に安定した収入源を提供し、多くの人を貧困から脱却させたことを確認し、将来性のある産業と称賛し、この産業の発展に力を入れるよう奨励した。