今月初め、中国南西部の雲南省にある十八連山国家級森林公園の景観池で、数十匹の淡水クラゲが発見された。
このマミズクラゲは、乳白色で透明で、体の周りに生えている触角は、水中を漂う桃の花のようだ。中国科学院昆明動物研究所の専門家の調べで、これは希少種の「桃花クラゲ」であると判明した。
絶滅寸前の状態にある「桃花クラゲ」は、6億年前から地球上で生き続けてきたことから「水生生物の生きた化石」とも言われている。この「桃花クラゲ」は、水がきれいな場所にしか生息しないため、水質に対する要求は非常に高い。
<中国科学院昆明動物研究所上級エンジニアの潘暁賦氏>
「富源県に(桃花クラゲが)生息していることは、ここ数年、富源県の水質の改善と密接に関係していることを示している」
現在、全世界に11種の「桃花クラゲ」があり、そのうち9種が中国にあり、学術的価値が極めて高い。
<雲南省曲靖市富源県国有十八連山林場の責任者 劉宏氏>
「桃花クラゲを保護するために、邪魔しないで、影響を与えない保護措置で桃花クラゲの生息環境を保護し、水源が污染されないことを确保して、人為的な干渉を最小限に抑えるようにする」