英紙「デイリー・テレグラフ」は5日、オックスフォード大学の専門家が、新型コロナウイルスは中国で発生していない可能性があるとの見解を示したと報じた。
オックスフォード大学CEBM(エビデンスに基づく医療センター)のトム・ジェファーソン博士は「ますます多くの証拠は、新型コロナウイルスがアジアで発見される前にその他の場所で存在していたことを証明している」と示した。また、同大学の研究は「新型コロナウイルスは世界各地に潜んでいる。特定の環境条件によって活性化されるものであり、中国に由来するものではない可能性がある」と結論付けている。
ジェファーソン博士は「ウイルスの発生と変異を研究することは非常に重要である」と述べた上で、「新型コロナウイルスは飛まつ感染だけでなく、汚水システムや公衆トイレなどによって感染する可能性がある。現在、多くの証拠が、各地の汚水の中にウイルスが存在し糞便によって感染する可能性があるということを証明している」と指摘した。