二人の旅人が道を歩いていました。すると、突然熊が彼らの前に現われたので、一人は急いで木の上に登って隠れました。もうー人は、熊に襲われそうになったので、咄嗟に地面に倒れて死んだふりをします。熊が彼に近づき、匂いを嗅ぎ回るので、彼は必死で呼吸を我慢します。熊が立ち去るのを確認すると、木の上にいた男は彼に、熊が耳もとで何を言っていたのか尋ねます。すると、彼は「今後、仲間が危険な目に会っているときに助けてくれないような人と一緒に旅はしない方が良い」と言ってやりました。/ネズミはイタチに追われるといつも逃げていました。ある日、イ夕チから逃げなければいけないということに疑問を持ったネズミが、一度イタチをぎゃふんと懲らしめてやればイタチもネズミを追わなくなるのでは、と思いました。そこで、仲間を説得してイタチに向かって行きます。しかしイタチには全く歯が立たず逃げ帰ってきます。しかし、そのネズミは懲りずに自分が大将になって仲間を引っ張るからイタチに再度挑戦しようといいます。大将の冠をかぶって意気揚々とイタチに向かって行きます。しかし、イタチにとっては痛くもかゆくもありません。ネズミたちはー目散に逃げましたが、大将ネズミのみ、冠が入口に引っ掛かり逃げ遅れて、イタチの餌食になってしまいました。
トン:山本圭子/タン:つかせのりこ/チー:川島千代子
原作:イソップ「イソップ物語」/脚本:椋露地桂子、中原朗、中野顕彰、渡辺麻実、湯浅弘子、田辺満、岡島栄/音楽:PEGMO、赤坂東児/キャラクターデザイン:熊田勇/作画監督:石之博和/美術監督:河野次郎、海老沢登代/プロデューサー:中島順三、田中栄子/演出:岡部英二/主題歌OP:「ハッピーデイズ」歌:PEGMO
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