オランダのアウウェハンズ動物園は14日、生後100日を迎えた赤ちゃんパンダが「梵星」と名付けられたことを発表した。
今年5月1日、オランダで暮らしているジャイアントパンダの「武雯(ウーウェン)」が赤ちゃんを出産した。これはオランダ在住のジャイアントパンダの初出産となる。中国の慣習によると、新生児は生後100日に名付けられる。
ネットで行われた名前募集アンケートで、「梵星」は22000票を得て、5つの候補名から選ばれた。「梵」はオランダの有名な画家ゴッホの中国語訳「梵高」から、「星」はパンダの父親の「星雅(シン・ヤ)」からそれぞれ一文字を選んで組み合わせた名前で、希望と方向を意味している。また、中国語では、「梵星」の発音は「繁星(無数の星)」と同じで、ゴッホの作品に星をテーマにする絵が多くあることにもちなんでいる。
動物園側によると、赤ちゃんはまだ歩けず、母の「武雯」と一緒に出産室で暮らしているという。また、「梵星」は今年10月に初めて一般公開される予定だ。
「星雅」と「武雯」は、2017年4月に中国からオランダに渡り、レノン市にあるアウウェハンズ動物園に入居し、15年間のオランダ生活を始めた。