中国で初となるデジタル銀行カードが15日に発行された。
このデジタル銀行カードは、中国の銀行間決済ネットワーク「銀聯(ぎんれん)」と、ネット銀行「百信銀行」、インターネット検索最大手「百度(バイドゥ)」の共同発行。デビットカードとクレジットカードの機能を兼ね備えており、初期設定の利用限度額は5万元以内となっている。
<百信銀行頭取補佐 徐磊氏>
「百度(バイドゥ)のアプリで管理できるので、銀行カードを紛失する心配もなく、いつでもどこでもアプリを通して操作することができる」
物理的なカードではなく、完全にデジタルネットワーク上に存在するものなので、セキュリティ面でも、より多くの予防措置が取られている。
<百信銀行頭取補佐 徐磊氏>
「パスワード、メール通知など一般的な手段に加えて、強力な不正防止システムが設置されている。ユーザーの使用習慣とパフォーマンスによって、もし異常が発生した場合はアカウントが凍結される」
口座開設なども全部オンラインで完結する。ただ、現金が必要になった場合は銀行の窓口で引き出す必要がある。