Storyline
東京五輪・飛び込みは27日午後、東京アクアティクスセンターで続けて行われた。女子シンクロ高飛び込みで、中国チームの陳芋汐、張家斉組が363.78点で、2位を52.98点上回る大差で優勝した。アメリカチームとメキシコチームはそれぞれ2位と3位だった。
中国チームは363.78点で1位。アメリカチームは310.80点で2位。メキシコチームは299.70点で3位。
2000年シドニー五輪で、女子シンクロ高飛び込みが初めて正式種目に採択されて以来、中国の飛び込み代表チーム「ドリームチーム」は歴代の試合で金メダルを獲得した。
<中国飛び込みチームリーダー 周継紅氏>
「落ち着いた方だと思う。我がチームの他の選手も落ち着いて自分の動作に専念してほしい」
上海で、陳芋汐さんの啓蒙コーチと上海飛び込みチームの若い選手たちもテレビ越しに中国選手を応援した。
<陳芋汐さんの啓蒙コーチ 金暁峰氏>
「本当に大変だったのでとても興奮した。小さい頃、陳芋汐の体があまり丈夫ではなかったので、ずっと頑張ってくれた」
元中国女子飛び込み選手、五輪チャンピオンの呉敏霞氏も陳芋汐と張家斉に祝福を送った。
<元世界飛び込みチャンピオン 呉敏霞氏>
「一連の動作はなかなかよくできた。最初の飛び込みから、表情から言っても心理状態から言っても、彼女たちは比較的にリラックスしていたと思う。今日は本当によくできた」
陳芋汐さんの自宅で、スポーツ事業に携わる両親が娘の成長を振り返りながら、今の成績を誇りに思っていた。
<陳芋汐の父 陳健氏>
「娘は責任を担えると思う。小さな肩でこれだけの責任を担えたことは、娘の最大の進歩で、とてもうれしかった」
<張家斉の母 肖英傑氏>
「本当に思いもしなかった。ミスして金メダルを取れないのではないかと心配もした。でも、この子がよくできて、やっと金メダルを取れた」
<張家斉の父 張伝生氏>
「とても興奮している。この子がチャンピオンになったのもコーチと国のおかげだ」