日本人の「自虐史観」は、敗戦後にGHQが行った占領政策「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」によって洗脳されたためであるとよく言われる。
だが、本当にWGIPが全ての元凶だったのだろうか?
そもそも、WGIPとは具体的にどのように行われ、どういう効果を挙げていたのだろうか?
賀茂道子著『GHQは日本人の戦争観を変えたか 「ウォー・ギルト」をめぐる攻防』 (光文社新書)の緻密な検証から、その深層に迫る。
GHQはそんなに巧妙で効率的な計画を持ち、それを実行して日本人の「洗脳」に成功したのか?
そしてその洗脳作戦による効果が、70年以上も続いているのか?
「自虐史観」がなぜ出来上がったのかを知らなければ、「自虐史観」の真の克服はできない!