音楽制作プロジェクト「On-premises」提供による『黒子の音源』シリーズ
第58弾です。
この『黒子の音源』シリーズはオンプレミスのBOSS君こと
湯浅稔 氏が、過去に作曲・編曲・サウンドプロデュース・サウンドディレクション等を行ったゲームタイトルの中で実際に使用した音源、また企画の段階にプレゼン用として作られたデモ音源などを氏の所有する膨大なマスターライブラリーの中からセレクトし当時の制作秘話や制作現場での様々な逸話などを織り交ぜ紹介していこうという試みです。
当の本人は「終活」とか「遺言」などと申しておりますが、まあそれはそれとしてレトロゲームの音源とその開発にまつわるお話は私たちスタッフもとても楽しみにしていますし子供の頃 実際に遊んだゲームの曲もあるので懐かしい思い出がよみがえります。
それでは、
『黒子の音源』第58話をお楽しみ下さい。
以下は、
湯浅氏よりお聞きした制作秘話です。
あきばっぱら末広本舗:いんどあたろう☆湯浅氏 談☆ 今回の楽曲は、PCエンジン CD-ROM²用 ARPGゲーム
『エグザイル ~時の狭間へ~』の エンディングヴィジュアル用に作った BGM
( MA作業前の原曲「その4」)のご紹介です。
XZR「エグザイル~時の狭間へ~」の
ヴィジュアルシーンに収録された楽曲(1分以上尺のある曲)は今回のエンディング用BGMも含め4曲だったのですが、
タイトル画面用の曲以外は全てテーマ部分のエッセンスを映画っぽく全ての曲に反映させる...という縛り?の中で作られました。 原曲(その1)と(その2)は尺が2分以内という短めの曲でしたが、
エンディング(その4)についてはスタッフロールが含まれるため約5分あるので曲の構成もいろいろと工夫してはおりますが、やはり
テーマ部分を反映させるという縛りの中で変化をつけるのは難しかったですね。w
で、
この曲もいろいろなMIXパターンがあったのでゲームに使用したバージョンがどのMIXなのか分からず、前回と同様に現在の
湯浅の好みのバージョンをチョイスいたしました。
ただ、実際のゲームに使われている音源は
Fostexの 8chに声優さんのセリフと効果音と DAT 48khzモードでMIXした BGMを(アナログ方式で)個々のトラックに録音し、DAT44khzモード(CD-ROM用)でMIXしてから納品・ゲーム収録をしているので
音質的には数段クオリティーが高い!と思いますよ。
で、今回のBGMも
MA前の原曲となりますので本邦初公開...という事になりますね。
なので、
ゲームをお持ちの方は両方の音を聞き比べてみるのも面白いかと思いますよ。 ...ということで、いつもの様に曖昧な記憶故、
諸々間違ってたらごめんなさい。m(_ _)m