皇位の安定継承をめぐる議論に役立つ、決定的動画登場!
最近の「男系固執」の論者の主張は劣化の一途をたどっていて、思わず耳を疑うような意見が平気で出てくる様相となっている。
もはや、「バカの底が抜けた」と言うべき有様である。
「愛子さまを皇太子に」という主張に対して常にいわれる反論は、「悠仁さままで決まっている皇位継承順位を、ゆるがせにしてはならない」である。
岸田政権に提出された「有識者会議」の報告書にも、全く同様の記述があった。
しかし、その決まり文句は本当に正しいのか?
現在の皇位継承順位だと、天皇陛下の次は秋篠宮殿下なのだが、男系固執派の中には天皇陛下の次はすぐ悠仁さまだと思っている者もいる。
天皇陛下と秋篠宮殿下殿下は5歳しか違わず、推察されるご本人の意思からも、秋篠宮殿下は即位を辞退される可能性が高いと思われ、その場合には悠仁さまのご即位という流れとはなる。
だが、どういう皇位継承のルールによって、そのような皇位継承順位となるのか?
それは皇室典範によって定められているのだが、「現在の皇位継承順位をゆるがせにしてはならない」と言っている男系固執派は、その順位がどのようなルールに基づいているのかも、それが現在のままゆるがせにされなかった場合、将来どういうことになるのかも、一切考えていない。
そこで今回は、男系固執派が考えようともしない、あまりにも明らかな皇室典範の構造的欠陥について説明する。
それにしても、なぜこんな簡単なことが、わからないのかなあ?
全10回のラインナップ
①悠仁親王殿下のご誕生で「皇室の危機」は去ったのか?
②歴史上の側室は無意味だったのか?
③「男系男子」が正統性の根拠なら足利義満にも皇位継承資格があった
④旧宮家の血縁の遠さと戦前・戦後の出来事
⑤旧宮家当事者のこれまでの意思表明
⑥旧宮家プランは違憲で婚姻による皇籍取得が合憲の理由
⑦天照大神が皇室の祖先神であることの意味
⑧現在の皇位継承順序をゆるがせにしてはならないか?
⑨敬宮殿下のお気持ちとは?
⑩無理でムチャなルールからより安定的なルールへの転換が求められている