佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、地元の漁協の執行部は20日、九州防衛局に対して土地の売却に賛成する意向を伝えました。
◆土地売却に“賛成”
佐賀県有明海漁協南川副支所 田中浩人運営委員長「執行部としては『賛成です』という言葉を使いました」
20日午前、佐賀県有明海漁協の南川副支所では、漁協の執行部から九州防衛局に対して土地の売却に賛成する意向が伝えられました。防衛省は、佐賀空港に陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」を配備するため、空港西側に新たに駐屯地を整備する計画です。
◆5月1日の総会で議決予定
現在、地権者である漁業者などに対して土地の買収に向けた交渉を進めています。
九州防衛局 伊藤哲也局長「ぜひ我々の計画に賛同して頂いて、駐屯地の開設に向けて協力頂きたいと思っています」
約250人の地権者でつくる協議会は5月1日に総会を開き、土地を売却するかどうか3分の2以上の多数で議決する予定です。