観光地を手ぶらで楽しんでもらおうと、JR九州が手荷物を宿泊先のホテルまで届けるサービスを始めました。
◆列車の空きスペースを活用
14日午前、JR博多駅のみどりの窓口では大分の温泉地、由布院・別府方面への切符を買う観光客に、JRの職員が新たなサービスを案内していました。この手荷物配送サービスは、JR博多駅で預った手荷物を特急ソニックで大分駅に送り、そこからトラックで宿泊先のホテルまでJR九州が届けるものです。博多と由布院・別府を結ぶ特急「ゆふいんの森」は外国人旅行客の増加に伴い満席が続いているため、運行本数が多いソニックの空きスペースなどを活用して混雑の緩和につなげるねらいです。
JR九州鉄道事業本部営業部営業課 新山夏江副課長
「ゆっくり歩きながら楽しむ街ということもありますので、是非その時、手ぶらで楽しんでいただけたらと由布院を選んでいます」
◆荷物1点2500円
料金は、手荷物ひとつにつき2500円。預けられる荷物は、大きさが縦・横・高さあわせて160センチまで、重さが20キロ以内です。
◆受け付けは午前中の1時間半限定
荷物の受け付けは毎日午前8時半から10時までの1時間半。預けた手荷物は、その日の午後4時から6時ごろまでに大分県の別府・由布院エリアのホテルまで届けられます。
JR九州によると、初日は、このサービスを利用する人はいなかったということです。
JR九州は今後の利用状況をみながら、このサービスをほかの路線にも導入したいと話しています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/721650