福岡市の櫛田神社では、ご神木のイチョウの実を収穫する博多の秋の風物詩、「ぎなん落とし」が行われました。
◆樹齢300年以上の夫婦ぎなん
櫛田神社では5日、「ぎなん落とし」の神事が行われ、神職が境内のイチョウの木=ぎなんの前でお祓いをしました。樹齢300年以上と言われるご神木の「夫婦ぎなん」は、雄と雌の木が根本から寄り添うように伸びていることから、夫婦円満のシンボルとされています。
◆今年は表年で実が大きい
7人の神職が竹ざおで枝を揺すって実を振り落とし、巫女が箸を使って丁寧に拾い集めました。櫛田神社によりますと、今年は表年にあたるため例年に比べて実が大きく、ここ10年で最も量が多いということです。
櫛田神社 高山定史権禰宜
「日中は暑い日がありますが博多にも着実に秋が訪れているというのをですね、外国の方、また、ご参拝される方にもですね、感じていただけますと幸いです」
◆乾燥させてお守りに
収穫された実は、皮をむいて乾燥させた後、来年3月に行われる「ぎなん祭」で夫婦円満や子孫繁栄のお守りとして配られます。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/760550