ジャーナリストが自治体の“情報”に接近しようとしたら、どういうわけか総務大臣の秘書とされる人物から電話がかかってきた―。公共工事をめぐるこんな不気味な“事件”が物議を醸している。誰が情報公開を請求したかが第三者に渡れば、市民は畏縮し、請求しにくくなるおそれがある。にも関わらず、全国で請求者名が議員などに漏れる事例が相次いでいる。件の“事件”は、かつて炭鉱で栄えた福岡県中央部の「田川地区」で起きた。地元の町長は、情報漏えいを強く否定。当時総務大臣だった武田良太氏は「一切関与しておりません」と話す。確かなことは一つだけある。町役場か請求者、いずれかが漏らさなければ“知り得ない”情報を第三者が掴んでいたということだ。
オリジナル記事を読む
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/768782