福岡県吉富町の小学校で学校がいじめの「重大事態」と認定した事案について、調査委員会が被害児童や保護者への聞き取りをせずに報告書を作成していたことが分かりました。
◆女子児童 同級生から「死ね」と言われ暴力
学校などによりますと吉富町の小学校で、今年1月女子児童が同級生から「死ね」などと言われたうえ暴力を振るわれ、学校は4月に、いじめの「重大事態」と認定しました。
◆調査委員会、指針に反し聞き取りせず
6月には、校長を委員長とする調査委員会を設置し、10月に報告書を作成しました。文部科学省の指針では報告書を作成する際、被害児童や保護者に聞き取りをするよう明記されていますが、調査委員会は女子児童や保護者への聞き取りをしなかったということです。
◆「改めて聞き取りするか明言せず
調査委員会は指針に反していたことを認めたうえで「調査委員会の設置前に女子児童から事情を聞いていた」と釈明していて、改めて聞き取りをするかどうかについては明言していません。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/828926