福岡県の北九州市議会で議員報酬の削減に向けた議論の開始を求める決議案が否決されたことについて、武内市長は14日の定例会見で「違和感がある」と述べました。
◆北九州市議会 報酬削減の議論を促す決議案を否決
北九州市議会では12月11日、議員報酬削減の議論を促す決議案が提案されましたが、反対多数で否決されました。反対討論の中で、自民党会派の市議は「行財政改革の方針や成果の中身をきちんと分析し見極めたうえで決定していかなければならない」と発言していました。
◆市長「主体性のなさに違和感を感じる」
これに対して武内市長は14日の定例会見で「市長の出方を待つ、そういう主体性のなさ、そこに私は最も違和感を感じます。現状の報酬額が街の財政力の身の丈に合っているかどうかをご自身で判断されるべきだと思います」と述べました。
◆他の政令市と比べると
北九州市議は月額の報酬が88万円です。全国市議会議長会の資料よると、2022年12月31日時点の市民一人あたりの議員報酬の負担額は647.8円と、政令市の中で最も高くなっています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/893549