語られざる日本文化を問い直し、日本人の本質に迫る小林よしのり著『ゴーマニズム宣言SPECIAL 日本人論』の発売を機に、ここで「文化」について考えてみよう!
といっても肩ひじ張った考察ではなく、あくまでも自分の生活実感などから「ふんわり」考えるというのが今回のコンセプト。
皇居では養蚕が皇后陛下、愛子さま、そして近年では天皇陛下も加わって行われている。
これを皇室の「伝統」と呼んでいる人もいるが、これが行われるようになったのは明治以降のことだし、そもそも日本で養蚕が盛んになったこと自体がそう古いことではない。
近代の一時期、養蚕が日本の経済を支えた時代はあったものの、今は産業としての養蚕も衰退してしまっている。
それでも皇居での養蚕が続けられているというところに、「文化」とは何か、文化を守るとはどういうことなのかを考えるヒントがあるのではないだろうか?
堅苦しくなく、「文化」についてふんわりと考えたからこそ、視野が広がってきたシリーズの完結編。先例墨守の似非伝統主義者には決してできない柔軟で自由な方法で、さらに文化について考えて行こう!