―――冷たい雫が唇に落ち、女は地下の牢獄施設で目覚めた。
人間が苦しみ悶えて発狂する、そんな夢から覚めると女は独りだった。
監守の姿も無く、囚人の呻き声も聞こえない。生物の気配が一切、無い。
―――女は記憶を失っていた。
そして女は冷たい牢獄施設を彷徨いはじめる。
失われた記憶を取り戻し、狂気が張り巡らされたその場から這い出るために。
―――その謎に、触れてはいけない。
あなたはタッチペンでさまざまな「トラップ」をかいくぐり、牢獄を脱出できるだろうか?
そして、その先にあるのは、希望か、それとも…。