地震で大きな被害が出た大阪府高槻市の公立の小中学校では、6月20日から授業が再開されました。一方、児童1人が亡くなった小学校など、一部では臨時休校が続いています。児童1人が亡くなった高槻市の寿栄小学校です。朝から献花に訪れる人はいるものの、臨時休校のため、児童の姿は全くありません。一方、高槻市内の57の小中学校では朝から授業が始まりました。しかし、なかには地震の不安から欠席する児童もいて、「心のケア」を重視して対応している学校もあるということです。高槻市内では午前6時現在で600人近くが避難生活を続けていて、余震などへの不安の声も多く聞かれます。
避難所から帰る人:「本当はここで寝たいけど、家に帰ってあしたの(子どもの登校の)準備をして、食卓の下ででも寝ようかな」
寿栄小学校では小学4年の三宅璃奈さん(9)が倒れてきたブロック塀の下敷きになって亡くなりました。そのブロック塀は今もそのままの状態で残っています。撤去のめどは立っていません。警察車両も頻繁に出入りしていますが、授業は21日にも再開される予定だということです。
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