高槻市内の小学校は6月20日から一斉に再開しましたが、寿栄小学校では警察の現場検証や通学路の安全確認に時間がかかり、1日遅れの再開となりました。21日朝、登校する児童は教職員が見守るなか、普段、利用していたブロック塀横の通学路を通らず、学校に入っていきました。小学4年の三宅璃奈さん(9)がブロック塀の下敷きになって亡くなった現場は、倒れた塀の上にブルーシートが掛けられて規制されている状態です。体育館では全校集会が行われ、黙祷(もくとう)の後、校長から「本当に悲しくて時間を巻き戻したい思いです。三宅さんのことを忘れないで下さい」と話があると涙ぐむ児童の姿もあったということです。小学校では児童の心のケアについてスクールカウンセラーを配置し、今後の対応や事故について午後6時から保護者説明会を開く予定です。1日遅れで再開した寿栄小学校ですが、ガスがまだ復旧しておらず、給食が出せないため、21日は午前中のみの授業となります。児童に日常はまだ戻っていません。
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