関東の被差別部落には白山神社が多いと言われ、その白山は「はくさん」と呼ばずに「しろやま」と呼ばれてると言われます。
一方、関西の被差別部落ではそうした傾向は一切見られず、代わりに浄土真宗(大谷派)を信仰(の檀家である)しているところが多いと言われます。
何故こういう現象が起きたのでしょうか?
被差別部落の発生や形成の歴史は非常に複雑であり、今でも明確に説明できる人はほとんどいないと言われますが、今回は、白山信仰や時宗や浄土真宗(一向宗)と被差別部落の関係にスポットを当て、白山信仰の性質、時宗や浄土真宗と天台本覚思想(誰でも仏様になれる素質はあるという考え)と被差別部落の関係について考察していきたいと思います。
極力簡単明瞭に分かりやすく説明できるように努力したつもりです。