今回は、神道シリーズ・シーズン1(古代~中世)の最終回で、シーズン1の中でも大半を占めた山岳信仰についてのまとめの後半になります。
山間修験道が生み出した山間芸能は今日の式舞や延年舞・権現舞や田楽、神楽・相撲などに繋がるありとあらゆる日本文化芸能に繋がって行きます。
聖徳太子の時代の前から百済から伝わった雑密(不動明王法・孔雀明王法など)思想に基づき8世紀頃から日本の山岳信仰は始まり、9世紀には密教勢力(真言・天台)の進出で現代の山岳地方信仰に繋がる修験道が確立します。
この山岳修験道は密教系宗派(真言・天台)により全国統一の修験修行のプラットフォームを形成していきます。(十界修行)