"前回までのあらすじ"まず、二人の会員が己の推理を破られ、砕け散った。
残る会員は四人。三番手に名乗りを上げた男が舞台に上がった。
頭はいいが、冗談の好きな彼は、一体どんな推理を披露してくれるのだろうか?
そして、謎の女性が帝国劇場を訪れる…。
毒入りチョコレート事件のシリーズ
series/328749今までに作ったもの
mylist/73029299sm40582108 予告編
sm40582382 第一話 書簡用紙と三角関係
sm40582518 第二話 ニトロベンゼンと十二の条件
sm40582664 第三話 賭けとウェブスター印刷
sm40582742 第四話 フェローズホテル。それから事件解決。
sm40582896 第五話(最終話) 多重解決。それからサウサンプトン通りの街灯に照らされて。
<編集後記3>
この作品は事件そのものよりも、推理対決という要素が濃いので、闘う演出を強調するために、登場人物のセリフも、全く原作通りにするのではなく、ほんの少しばかり競争的な性格にしてみました。少年漫画のように、敵と戦い、打ち破ると、より強い敵が出てくるような雰囲気を出すことで、物語の後半に進むにつれて、推理が前の人より高度になっていくという流れを意識してみました。原作では順番はくじ引きで決まりましたが、それを自ら名乗り出た順番に変更することで、なんらかの実力差が反映されているような演出を狙ってみました。それから、原作ではチタウィック氏は最初からメンバーとして加入していましたが、途中参入に変更しました。理由として、一人だけシルエットを外しておくことで、推理の発表者に合いの手を入れる役、要するに狂言回しができると考えたからです。一人で長々と話し続けるより、対話形式の方が、会話の流れがスムーズになりそうだと思ってそうしてみました。それから、原作で犯罪研究会に入会するためのテストは、どういうものなのか説明されていましたが、それを実際にやっている場面が描写されていなかったので、加入するときのやりとりはきっとこんな感じだっだろうなと想像して描写してみました。それから、舞台を劇場にするという演出は、KIRITANNING SHOT(
sm39399565)という動画を見ていて閃きました。ここからオープニング曲や、バックダンサーを配置するなどのアイデアが出てきました。